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厳選!SDGs関連おすすめ本(漫画も)【SDGsを学びたい方に】

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はじめに

最近、"SDGs"という言葉をよく耳にするようになってきたかと思います。ビジネスでも頻出で、ビジネス街を歩くサラリーマン(SDGs的にはサラリーパーソンと言うべきでしょうか)の胸にもカラフルなピンバッジ(SDGsバッジ)が目立つようになってきました。

では、SDGsとはいったい何なんでしょうか。当HPでもSDGsとは何か、簡単に解説していますが、今回はSDGsについて体系的に学ぶことのできる書籍を紹介したいと思います。(Amazon、楽天、Yahooショッピングへのリンクを紹介しています。)

また、以下の本は必ずしも人気のランキング順に掲載しているわけではありません。現在の自分のSDGsに対する知識を踏まえて、最適な本を見つけていただければなと思います。

エコ検定の対策のため、あるいは仕事で出てきたから気になった 、といった人もいるかと思います。そんなSDGs初心者から、基礎的なことは学び終わって、より詳しく学びたいという方まで、SDGsについて少しでも多くのことを知っていただきたいと思い、様々なレベルの本を紹介していきたいと思います。

SDGsとは?

書籍の紹介に入る前に、簡単にSDGsとは何かご紹介したいと思います。

“SDGs”とは、”Sustainable Development Goals”の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と呼ばれています。外務省によると、SDGsとは以下のような説明がなされています。

“持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。”

外務省

「環境」や「貧困」といった単一の問題に取り組むのではなく、17のゴールを置いて地球規模で取り組む目標を定めたものとなります。下の画像のような、カラフルなSDGsの絵を見たことある方も多いかと思います。このマスの1つ1つが目標となっており、17個あります。その17個の目標に対し、169個のターゲットがある形となっています。

国連広報センター

SDGsを学ぶのにオススメの本は?

ここから、SDGsを学ぶのにオススメの本を紹介していきたいと思います。SDGsには17個のターゲットがあるため、1つのターゲットに絞り込んだ専門的な本もありますが、今回はなるべく網羅的な本、漫画も交えて紹介していきたいと思います。

SDGs超入門

SDGsの入門書としてうってつけなのが、その名の通り「SDGs超入門」です。絵がふんだんに使われており、初心者でもスラスラ読めるような作りになっています。

一方で、ある程度SDGsの知識がある方にもオススメです。というのも、意外と知らない事実を発見できたり、国内外の事例を踏まえて紹介されているので新たな知識ストックを増やすことができます。

SDGs初心者も、ある程度の知識がある方も、他の書籍を読む前にぜひ読んでみてください。高校生や大学生から社会人まで、SDGsについて理解を深めつつ、新たな発見もすることができると思います。非常に読みやすいので、オススメです!

「ビジネスにおけるSDGs入門の決定版!」
今年いちばんのビジネスキーワード・SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連が策定した17の目標(ゴール)と169のターゲットで構成されています。本書は「いまさら聞けないSDGsの基本」から始まり、SDGsに取り組む企業のインセンティブと意義についてサプライチェーン&バリューチェーンの視点からわかりやすく解説。「投資を呼び込む」「ビジネスチャンスを拡大する」「企業の知名度を向上させる」「採用に強くなる」など、ビジネスとSDGsを両立させている事例も合わせて紹介します。企業が取り組むべき課題と目標がひと目でわかる<バリューチェーン・マップ>付き。

2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望

こちらは、最近テレビ等でよく見かける、「デジタルネイチャー」でも有名なメディアアーティストの落合陽一さんの書籍です。

こちらの書籍は、地図を中心に様々なデータがちりばめられており、地図・データを眺めているだけで新たな気づきがどんどん生まれてくるような、開くのが楽しくなる本です。

テクノロジーの観点からの考察も面白く、「破壊的テクノロジー (Disruptive Technology)」や、途上国での「リープフロッグ現象」からSDGsにつなげてみたりしています。また、資本主義社会における「お金」に着目してSDGsやESG投資を考察したりと、データだけに留まらない一歩進んだ意見も多く、読んでいて面白いと思う部分が多々あります。

2030年の世界を見通すSDGs。これから2030年までに何が起こるのだろう。
未来を予測するためのデータには、様々なものがありますが、ひとついえるのは、これからの社会は今までとは全く違ったルールによって営まれるということ。
現在の世界はどうなっているのか、これから世界はどこに向かっていくのか。
SDGsの枠組みを借りながら、世界の問題点を掘り下げると同時に、今起こりつつある変化について語ります。

テクノロジー×地政学でみる世界の勢力図
GAFAMによる世界支配を推進するアメリカ、一帯一路で経済圏を拡大しようとする中国、SDGsやパリ協定を通じてイニシアチブを発揮しようとするヨーロッパ、未開拓の市場で独自のイノベーションを生み出すサードウェーブ(インド・アフリカ)。多様化する世界を紐解けば、それぞれの地域に独自の戦略が根づいていることが見えてきます。ニュースをひとつとってみても、まったく違う視点で世界をとらえられるようになるはずです。

ページ数は多いですが、地図や表もかなり多いので、意外とすらすら読めるかと思います。特に地図やデータを見るのが好きな方にオススメの一冊になります。

SDGs入門

SDGsの入門書として最適な1冊です。SDGsとは何か、とてもわかりやすく事例を交えて紹介されています。文章も非常に読みやすく、SDGsの知識があまりなくても、スラスラ読めると思います。

これからSDGsを学び始める方にも、ある程度の知識がある方にもおすすめの1冊です。なぜSDGsに取り組む必要があるの?といった疑問も解消してくれます。

ビジネスにどうSDGsを取り入れるか、他社はどうしているのかといった調査にも最適です。事例がふんだんに使用されているので、多様なSDGs×ビジネスの知見を得ることができます。

新たな時代の「変化」を見逃すな! !
「持続可能な開発目標(SDGs、Sustainable Development Goals)」は、
2015年の国連サミットで採択された
「持続可能で多様性と包摂性のある社会実現のため、2030年を年限とする17の国際目標」のことです。
2019年6月に大阪で開催されたG20の影響もあり、
SDGsの活用を促すビジネスセミナーが相次ぎ開催されるなど、
企業の間で非常に注目が高まっています。

本書では、
「SDGsをビジネスにどう活かすことができるのか」
という視点に軸をおいて、構成しています。
著者2人が、多くのセミナーや講演を担当するなかで
参加者から多くの疑問を受ける箇所を特に重点的に解説しています。

●●こんな人にオススメ●●
・1冊でSDGsについてしりたい
・仕事でSDGsの担当になったがよくわからない
・自社のビジネスで社会貢献をしたい
・SDGsとビジネスの結びつきを知りたい
・実際にSDGsを導入して成功している企業の事例を知りたい

SDGs(持続可能な開発目標)

慶應義塾大学教授の蟹江憲史さんの著作で、タイトルはシンプルに「SDGs」です。新書として出ているSDGs関連の本はあまり多くはないですが、こちらはその中の1つとなります。

SDGsについて、成り立ち、概念から社会の動きまで網羅的に解説している本です。少し内容が難しい面もありますが、SDGsとは何かを根本に立ち返って考える際の参考となる書籍です。

SDGsが全く分からないという方には少し難しいと感じる内容も多いかもしれません。入門書として「SDGs超入門」や「2030年の世界地図帳」、「SDGs入門」を読んだあとに、読むとより深く理解できるかと思います。入門書の後に、さらに深く知識をつけたいという方にオススメです。

SDGs(持続可能な開発目標)は国連で採択された「未来のかたち」だ。健康と福祉、産業と技術革新、海の豊かさを守る等、経済・社会・環境にまたがる17の目標を2030年までに達成することを求めている。「だれ一人取り残されない」ために目標を設定し、取組方法は裁量に任されているのが特徴だ。ポスト・コロナ時代に、企業・自治体、そして我々個人はどう行動すべきか、第一人者がSDGsの本質を解き明かす。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

SDGsについて、ビジネスの観点から解説している本になります。図をふんだんに用いて、具体例と共に示されており、視覚的にも見やすい本になります。

SDGsの成り立ちから、身近な事例まで示されているので、SDGsの概念はなんとなくわかったけど、実際にどう行動したらよいの?といった疑問を解消してくれるような本になります。

また、マーケティングやコンサルティングのフレームワークである4P ( Product, Price, Place, Promotion)とSDGsを掛け合わせた5P (People, Planet, Peace, Prosperity, Partnership)といった概念も新しくて面白いなと思います。

実際にビジネスでSDGsと深くかかわる立場の方や、実際の事例を知りたい方にオススメです。

近年は、ビジネスを遂行する上でSDGsは避けて通れないものとなっています。SDGsに取り組んでいない企業は、企業価値がさがってしまいます。投資対象としても、ESGに代表されるように、本業が環境や社会的価値にどれだけ貢献しているかが投資家に評価されるようになりました。どんな企業でもSDGsに取り組まない限り、ますます生き残りが難しくなってくるでしょう。

そこで、実際にビジネスでどのようにSDGsに取り組んだらよいのか、そうした疑問に答えてくれるような一冊になります。

SDGsに取り組みたい、でも何からやればいいの? そう感じている人のために、本書では身近なところにあるSDGs×ビジネスの事例を多く集め、事例をもとに専門用語を使わずにやさしく解説。ビジネスパーソンが取り組みやすいように、マーケティングの4PとSDGsの5P(People、Planet、Peace、Prosperity、Partnership)を掛け合わせた独自フレームワークを用いているのも特徴の1つ。SDGsをどう事業に取り入れればよいか、具体的なアイデアが湧きやすい構成になっています。

<本書はこんな人におすすめです>
・SDGsのことを知りたい
・先行している事例から学びたい
・自分のビジネスにSDGsを取り入れたい

こどもSDGs

「こどもSDGs」というタイトルですが、あなどるなかれ。大人が読んでも非常にわかりやすいです。SDGsとは?から、では自分たちは日常で何をしたら良いの?といった子どもたちの疑問を解消するような作りになっています。

絵がたくさん使われており、スラスラ読めます。もちろん、子ども向けの本なので、お子さんと一緒にSDGsを学びたい方にはオススメです。小学生が読んでもとてもわかりやすいと思います。もちろん、中学生、高校生にもオススメです。

未来を担う子どもたちにとって、SDGsはとても大切な概念ですが、残念ながら日本でも環境教育は進んでいません。ご家庭や地域で、子どもたちにSDGsを教える機会があれば、ぜひこちらの本を活用していただければと思います。

また、読んで終わりの受け身の姿勢ではなく、本から学んだ知識を、実践してみてください。主体的に取り組んだ学びの経験は、今後の考え方や行動に大きな影響を与えるようになります。小さい頃の小さな経験が、後日、大きな意思決定に生きてくるようになります。今はどれだけ価値のあることかがわからなかったとしても、今後のために、本から知識を身に着け、実践し、経験に変えていってみてください。

このままでは地球があぶない!
未来のために考えるべきこと

未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。

SDGs(エスディージーズ)とは…
国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。この目標に無関係な人は地球上に1人していません。なぜSDGsを達成しなければいけないのか。その答えは「このままでは未来の地球は立ち行かないほどの危ない状態」だからです。

本書では、未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすい内容になっています。

これからの世界を引っ張っていく今のこどもたちが将来的に理想の世界で暮らせるようにするためには、今からさまざまな問題について考え、周りの人たちと話し合い、取り組んでいくことが大切です。それが大人になったときにより良い未来をつくることに繋がるのです。

Q&A SDGs経営

農林水産省、外務省、農水省等を経て、伊藤園でSDGs経営に関わった笹谷氏の書籍。Q&A形式で、SDGsに関する疑問を次々と解消してくれます。

SDGsとESG、CSV、CSRとの違いは?ISO26000との関係は?SDGs経営を導入するメリット・デメリットは?など、数々の疑問をQ&A形式で答えてくれます。

さらには、国内外の事例も豊富で、業界ごとの特徴と共に掲載されています。例えば、製造業ではトヨタ、クボタ、住友化学、伊藤園、横河電機、大建工業、オカムラ、ストライプインターナショナル、ミルボンなど、時価総額の大きい会社から小さめの会社まで様々です。製造業以外では、シダックスやKDDI、NECネッツエスアイ、滋賀銀行、東京海上日動、日本航空(JAL)、京王、阪急う、イオン、大成建設、三菱地所、あべのハルカス、住友林業、博展、NTTドコモなどたくさんの事例があります。

さらに、マイクロプラスチック、パーム油、石炭発電(ダイベストメント)などの社会問題とどう向き合うかといったテーマや、東京オリンピック・パラリンピック (東京五輪) や大阪・関西万博に関連したQ&Aもあります。

会社のCSR/CSV/SDGs担当者だけでなく、事例を踏まえたQ&A形式でSDGsを体系的に学びたい方にもおすすめの1冊です。

◆「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals: SDGs)への対応がなぜ必要か、経営の視点からわかりやすく解説。最近の例のプラスチック容器ゴミや、働き方改革など、環境や人権への配慮は、顧客・取引先・株主に向けた対応が迫られる主要な経営課題となり、迅速な対応が迫られる。

◆本書は、様々な経営課題に同時に取り組み、意思決定しなければならない経営層の関心のツボをおさえ、SDGs対応がビジネスの常識となる世界的変化を解説。東京五輪、大阪・関西万博に向けてSDGs実装が急速に進むことを展望する。その上で導入の実際まで、日本の実態と世界の潮流をふまえ、豊富な事例を紹介しながら説明する。

◆著者は行政の世界から経営に転じ、伊藤園ではSDGs導入を実際に指揮し、今はSDGs経営の伝道師として精力的に活動している第一人者。

やるべきことがすぐわかる!SDGs実践入門

SDGsに関する疑問を、Q&A方式で解説している一冊になります。イラストも多く、SDGsに関するたくさんの疑問を次々と解消してくれます。

SDGsの理論や概念は学んだけど、で何だっけ?という状態の人にオススメです。実践的な解説もかなり多く、読んでいていて興味深いなと思える部分が多いです。

イラスト付きで、一問一答形式なので、非常に読みやすいです。こうした形式が好きな方には、SDGs初心者からある程度の知識がある方まで幅広く対応しています。

SDGsってなんだろう? から、 じゃあ、なにをすればいいの? へ。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」という意味になります。国連によって、持続可能な社会を実現するための17の目標が定められています。SDGsの考え方は企業や教育への導入が進み、普段街を歩いていて目にする機会も増えてきました。
そんなSDGsですが、「じゃあ自社でも導入しよう! 」と思っても、「なにから始めればいいのか? 」「なにに気をつけなくてはいけないのか? 」という疑問に答えてくれる情報は多くありません。なぜなら、SDGsには「これをやればいいよ」という決まった解答がないからです。それぞれの企業が、それぞれの事情に合わせて、自分たち自身で「なにをすればよいのか? 」を考える必要があります。この本では、そんな「SDGsってなにをすればいいの? 」を考えるためのヒントをまとめています。
「SDGsってなんだろう? 」から、「じゃあ、なにをすればいいの? 」へ。その一歩を踏み出すための1冊として、ぜひ活用してください。

(こんな方におすすめ)
・SDGsの基本は学んだが、具体的な実践に悩んでいる中小企業の経営者&担当者。

SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界

「SDGs思考」というタイトルの本書ですが、SDGsを思考に落とし込むといった新たな観点で記されています。つまり、単なるSDGsの解説だけでなく、SDGsという眼鏡をかけて世界・社会をどうみるべきかという気づきを与えてくれます。

また、新型コロナウイルスによるパンデミックの中発売された本であるため、パンデミックとSDGsといった観点からも語られています。コロナ禍において、そしてアフターコロナにおいて、SDGsとどう向き合っていけばよいのかといった知見を得るのにもオススメです。

本書を読めば、SDGsが目指す世界がどのようなものか、その世界へ向かってどのような企業活動を起こすべきなのか、「2030年のその先」へ向かうための、たくさんの気づきやヒントを得られるはずです。

地球の課題が経営を強くする
本書は、経営にSDGsを組み込もうと考えている、すべてのビジネスパーソンに役立つ考え方やヒントを盛り込んだ戦略書です。気候変動やパンデミックなど、地球の課題に対する認識が改めて問われている今、本書ではおもに3つの観点から、ビジネスにSDGsを実装するためのヒントを提示します。

1.SDGsに通底する世界観の理解
「アジェンダ2030」に込められたメッセージを、4つのキーワードから読み解きます。17の目標を見ているだけではなかなか気づかない、人類共通の理想を大きくつかみ、広い視野でSDGsの目指す世界を眺められるように導きます。

2.ビジネス実装に役立つ思考法
企業が利益を挙げることと、地球の課題を解決することは矛盾しない。そうした前提に立ちながら、企業がSDGsに取り組む理由を様々な角度から解説します。そして、SDGsを経営戦略に取り込むさいに躓きがちな点を押さえ、アイデアの源泉となるような重要な思考法を解説します。

3.主要テーマの潮流をつかむ
「人権」「ESG」「気候変動」「D&I」など、SDGsを推進していく上で欠かせない重要テーマについて、世界の潮流と企業事例を交えながら解説します。特に、「ビジネスと人権」の関係については、より多くの事例、より多くの図解を交えて、どなたでも理解できるよう徹底解説します。

日本のSDGs: それってほんとにサステナブル?

こちらの書籍は、日本のSDGsに対する取り組みに対し、課題提起をしている本となっています。単にSDGsの概念や成り立ちを説明している書籍とは異なり、日本で盛んに叫ばれているSDGsは、本当にサステイナブルなのかといった疑問を投げかけています。

単に言葉としてSDGsを使ってみたり、SDGsウォッシュのような状態になってしまっていたとしても、前提知識がなければ疑問を持つこともありません。それは本当にサステイナブルなのか、という問いは、常々意識すべき問だと思います。

そんなSDGsに対するもやもやを解決してくれる1冊となっています。

官民挙げて推進されるSDGs。でも中には疑問符がつく例も…?
本当に持続可能な社会をつくるには、「ロゴだけ」ではない本質を見極める目が市民にも必要。各分野の日本の現状と取り組み例を紹介しながら問題提起する。

未来を変える目標 SDGsアイデアブック

こちらの書籍は、SDGsを楽しく学べるような1冊となっています。イラストを添えてSDGsを理解した上で、どういったアイデアで身近なところからSDGsに貢献できるのかといった観点で書かれています。

とても読みやすい文章で、中高生でもスラスラ読めるかと思います。学術的な視点ではなく、アイデアにこだわっていて、SDGsを身近に感じることができる書籍だと思います。

SDGsについて知識は得たし、何かに貢献したいなと思ってはいるものの、実際に何をしたらよいの?という方にオススメの書籍です。

本書はSDGsをわかりやすく、楽しく知ってもらうために、インフォグラフィックや写真、マンガなどを使い、17個の目標の説明、優れたアイデアに焦点を当てた世界の活動34事例を紹介。また、環境問題や金融、福祉、テクノロジーの専門家など14名の執筆者のコラムも掲載し、読者の学びの心を刺激する書籍になりました。

(アイデアにこだわった事例紹介)
世界や国内の事例を紹介していますが、単なる活動紹介ではなく、アイデアにこだわって紹介しています。「そんな方法があるなら、こんな方法もあるかも! 」と心が動くことを期待しているからです。先端テクノロジーを使った活動もあるし、子どものアイデアが実現した例もあります。読んだ人が、自分ならどうするか、と考えられるような視点を提供することを目指しました。

(小さなアクションがテーマの物語)
暗記させることが目的の本ではありません。体系化され、整理された知識を提示することで、わかった気になり、むしろ思考停止が生まれることがあります。それよりは読者の心が動き、次のアクションが生まれることが大切ではないでしょうか。そのために、この本の重要なパートとして、あるストーリーをつくりました。作者は、湯浅政明監督のデビュー作となったアニメ映画「マインドゲーム」の原作者として知られるマンガ家、ロビン西さんです。

(専門家の視点もしっかりと)
ビジュアルがメインの書籍ですが、要所要所に専門家が執筆するコラムを掲載しています。執筆者は根本かおる、稲場雅紀、北村友人、須藤シンジ、柴牟田伸子、末吉里花、村井純、足立直樹、田瀬和夫、河口真理子、小山淑子、山藤旅聞、山本崇雄。環境問題の専門家、金融の専門家、テクノロジーの専門家など、SDGsを読み解く様々な視点を知ることができます。

(未来の教室から)
SDGsの達成目標年は2030年ですが、この2030年を通過点と考える視点をもつことが大事だと考えています。なぜなら子どもたちは、その先を生きていく存在だからです。この本にも、その視点を入れるため、現役の中高生に集まってもらってワークショップを行い、「未来への問い」を考えてもらいました。このワークショップは、大人と子どもが対話する、まるで「未来の教室」とでも言えるような、とても大切な時間となりました。その場で、50個以上の問いが生まれたのですが、本書には20の問いを掲載しています。

SDGsの正体 メディア報道ではわからない真の目的とは

こちらの書籍は、他のSDGs関連書籍とは打って変わって、SDGsに対して一部否定的に書かれています。SDGsの大切さは説かれているものの、陰謀論のように扱っています。

かなり極論のような記載や、筆者の思い込みのような主張も見られるものの、読み物としては対話形式で面白く書かれています。また、自分とは異なる観点の主張を学ぶことができるという点で、オススメです。

書籍の内容・筆者の主張を理解し、世の中にはこうした意見もあるのだなという認識ができることが大切ですね。

世の中には「うさんくさいもの」が溢れています。
宗教、スピリチュアル、民間医療、健康食品、金融商品……次から次へと生み出され、「信じやすい人々」がそこにたくさんのお金などを提供しています。
その類のものが例外なく訴えることがあります。それは、
「あなたに明るい未来をもたらします」
ということです。
人は誰でも、現状になんらかの不安や不満を抱いており、それを克服した結果得られるであろう、満足感や納得感や安堵感を渇望して生きています。
だから人は、「未来を明るくしてくれるモノ・コト」からの誘惑に弱いのです。

本書のテーマである「SDGs」は、まさにこの類のものであると私は考えています。
そうです、数多のSDGs入門書が称賛するような、人類の未来に寄与する立派なものではなく、「世界規模のうさんくさいもの」に過ぎないと思っています。
私にとってのSDGsは、決して「誰一人取り残さない」でも、「誰一人取り残されない」でもなんでもなく、「誰一人からも利益を取り逃さない」にしか見えないのです。

考えてみてください。
ある日突然、
「人類の明るい未来のためですから、この17のゴール達成に協力してください」
と、親しい人や隣人から活動への参加を求められたとしたらどう思いますか。
その人の本心から言っていることだと信じられるでしょうか。
一片の疑念もなく、寄付金や労働や知恵を提供することができるでしょうか。
どうでしょう。
おそらく、ほとんどの人が、無条件に信用することはできないと思うのですが、いかがでしょうか。

しかしながら、SDGsは、世界的に推進されています。
日本にも、ついに広がってきました。
子どもたちも学校で教わったりしています。
それはなぜなのでしょうか。
私たちは何のために、SDGsを意識させられているのでしょうか。
現代に生きる者にとって、SDGsは不可避なものなのでしょうか。
本書では、このような問題意識から、日本人が知っておくべき「SDGsの真実であり、その正体」を掘り下げ、あぶり出していきたいと思います。

儲かるSDGs

「儲かる」という視点で書かれたSDGsの解説本です。儲からなければ、いくらSDGsに取り組もうとしても持続可能ではありません。だからといって、儲かっている大企業だけがSDGsに取り組めばよいのかというと、そうではないです。中小企業こそ、SDGsに取り組むべきなのです。

SDGsに取り組むだけで、企業イメージは上がり、政府からのバックアップも厚くなります。また、消費者・投資家はSDGsに取り組んでいる企業を選択するようになり、取り組んでいない企業は淘汰されていく未来があります。

そうした状況下で、どうやってSDGsを活用して儲けるかという視点で書かれています。中小企業の経営者だけでなく、様々な立場の人にとって役立つ1冊です。

本書は、「ヒト・モノ・カネがない」「人が来ない」など、さまざまな困難を抱える小さな会社や組織が、「SDGs」を活用して売上を上げ、人を集める方法を解説する一冊です。

▼国が旗を振り、2030年まで続く「追い風」に乗る
国連が主導して進めているSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)。
2030年までに、日本も含めた世界で達成を目指している17の国際目標です。
最近はニュースや各メディアでも、企業や自治体の取り組みをよく見るようになりました。
ただ、「国連」という言葉があるだけでも、どこか普通の小さな会社のビジネスからは縁遠い感じがしますし、「それって大企業の話だよね」といったイメージもあります。

しかし、中小企業こそ、いま「SDGs」に取り組むべきです。
なぜなら、経営にSDGsの考え方を採り入れることで、「儲け」と「貢献」がきちんと両立できるからです。
と言うよりも、これからは、儲けるためにこそ「社会や地域に貢献すること」が重要なのです。
しかもこのSDGsは、政府や自治体が旗を振って、2030年まで確実に続くことがわかっている「追い風」と言えるものです。

▼いま「集客・売上アップ」を実現する最良の方法
たとえば、家族経営の小さな農園が、世界的ホテルやミシュランの星を獲得している店から注目される。
小規模な障害者の就労支援事業所が、政府や国際機関の会議に招かれる。
ほかにも、地域密着のスーパー、地方のそれほど有名ではない観光地・施設など、本書ではさまざまな事例を解説しています。

彼らはなぜきちんと儲かるのか? なぜ地方でお金も人手もない中でお客さんを集められるのか? その答えこそ「SDGs」なのです。

中小企業の集客・売上アップや地方のまちおこしなど、多様な場面で結果を出してきた、現場主義のコンサルタントの著者。
その著者が、豊富な事例を交えながら、「SDGs」をあなたの会社、あるいは地域の取り組みに活かす方法を徹底解説します!

マンガでわかるSDGs

こちらの書籍は、今回紹介する本の中で唯一の漫画になります。活字を読むのが苦手な方にはオススメです。漫画なので、とてもスラスラ読むことができ、お子さんに読ませたいという方にもおすすめです。

SDGsとは何かという面から、実際に何をしたら良いかというところまで触れられています。入門書としては最適ですが、ある程度SDGsに関する知識がある方にとっては少し物足りないかもしれません。なので、初めの1冊としてこちらの漫画を読み、次に活字の入門書や、より専門的な本を読み進めるという形が良いかと思います。

小濵裕正氏(日本チェーンストア協会会長)推薦!
ビジネスパーソンの必修科目「SDGs」の本当にわかりやすい入門書です。

「SDGs」とは2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。
"誰も置き去りにしない(leave no one behind)"を合言葉に、「1貧困をなくそう」「2飢餓をゼロに」など17の目標が設定されています。
すでに日本でも大手企業を中心にSDGsを活用した取り組みが開始されているようです。
しかし開発目標と言っても、具体的に何をすればいいのか、そもそもSDGsとはなにか、疑問を持つ人も少なくないでしょう。

本書は静岡県にある株式会社大井川茶園での実例をもとに、マンガを通じてSDGsの概念や、特に中小企業における取り組み方についてわかりやすく解説していきます。
明日を目指す企業に明るい未来を約束する最良のSDGsの入門書です!

自分ごとからはじめよう SDGs探求ワードブック ~旅して学ぶサスティナブルな考え方

こちらの書籍は、ワークブック形式で、自らSDGsについて考えて埋めていくような形式となっています。ただ読むだけでは受動的で、何かをアウトプットしなくては知識は定着しづらいですよね。そこで活躍するのがこちらの本になります。

SDGsとは何かを考え、議論し、発表するという学校教育において活用できそうな形となっています。環境教育があまり盛んに行われていない日本において、ぜひこうした本を活用して、自ら考え、議論し、発表するような能動的学習を推進してほしいですね。

SDGsを実践的に学ぶワークブックテキストです。
世界各国の中から12か国を取り上げ、それぞれの国をめぐる「旅」をしながらSDGsの考え方や本質を学び、自分ごととしてとらえていくという構成です。
SDGsについて学ぶだけでなく、物事について自分で調べ、整理し、他者と話し合って自身の考えを表現・発表までを実践的に学べます。他の教科での応用はもちろん、社会に出てからも役立つスキルが身につきます。
高校では総合学習、大学では基礎ゼミや初年次教育などの授業に最適です。

SDGs白書2019

各省庁から毎年白書が出版されますが、こちらの書籍はそれのSDGs版をイメージしたものになります。論文のような形式でかなりたくさんのデータが掲載されており、グラフや表は見ているだけで多くの気づきを得られます。

ちなみに、環境省から出版される「環境白書」はだいたい6月5日の「環境の日」に出版されています。

SDGs初心者にとっては難しい内容も多いので、他の入門書籍を読んでから本書籍を眺めてみるとよる深く理解できるかと思います。

また、こちらははじめのページから終わりのページまで順番に読み進めるのではなく、パラパラとめくってみて気になる見出しやデータが見つかったら、そこを読み進めるという形に向いているかと思います。

ある程度のSDGsに関する知識があり、これからSDGsに対する理解を深めたいという方にオススメの1冊です。

SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)を解説する日本初の白書。SDGsは2015年の国連サミットで合意された世界共通の目標である。「貧困をなくそう」から「パートナーシップで目標を達成しよう」まで17のゴールと169のターゲットが掲げられている。2019年はSDGsサミットが開かれ、あらゆるステークホルダーが、本格稼働へと移行する節目の年になる。このタイミングで慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボの編集により、国内初の白書がまとまった。企業、生活者、NGO/NPO、自治体、行政機関など、あるゆる分野の人たちが一丸となって取り組めるSDGs。本白書はその日本における取り組みと日本独自の指標をまとめ、今後のSDGsの取り組みを加速させる一冊となる。

おわりに

以上、SDGsに関する書籍15冊の紹介でした。今回紹介した本を全部読む必要は全くなく、入門書から入り、徐々に気になった少し難しい書籍を読み進める形で良いかと思います。

これからSDGsの知名度がさらに上がるにつれて、またたくさんの書籍が出版されるかと思います。また何か良い本が出たら随時追記していこうと思います。

こちらのページにたどり着いた方は、何かしらのきっかけでSDGsに興味を持ったり、SDGsに関わる可能性のある方だと思います。皆さんにSDGsを簡単にでも理解していただき、SDGsについて名前すら知らない方々にもぜひ広めていただければなと思います。

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